今回は看護師になるための流れと私が思う看護師になるために必要なこと、
メリット・デメリットを説明したいと思います。
目次
1.看護師になる(流れ)
2.看護師になるために必要なこと
3.まとめ
1.看護師になる
看護師になるための流れは調べればどこにでも書いてある簡単な流れです。
しかし、看護師をしてみて私が必要だなと思ったことがあるのでそれもお話ししたいと思います。
看護師になるにはいくつかのルートがあります。
1.看護学校(5年一貫看護師養成課程校)
2.看護師養成所(看護専門学校など) 3~4年過程
3.看護短期大学(3年)
4.看護大学(4年)
上記で修業後、国家試験に合格し免許取得となります。
ただ、他の職種の勉強はわかりませんが、看護師免許取得の勉強の中に最大の難関があります。
ご存じの方もいらっしゃるとは思います。
そう、「実習」です!
この「実習」がなんといっても地獄なんです。
これを乗り越えないと国家試験を受ける資格をもらえません。
2.看護師になるために必要なスキル
仕事をするにあたって必要なスキルはたくさんありますが、あくまで「看護師」ということを念頭に置いて話していこうと思います!
私個人の考えですので他にも必要なものがあればコメントやXで教えていただけると嬉しいです!
①コミュニケーション力
コミュニケーション能力は大きく4つに分類されます。
・言語で伝える力
・言語を聞く力
・非言語で伝える力
・非言語を読み取る力
これらの4つの力を看護師に合わせてお話していきます!
《言語で伝える力》
この力はどの仕事でも最低限必要な力です。
完全個人で行う仕事なら必要ないかもしれませんが、ほとんどの仕事では必要です。
言語でのコミュニケーションでは報連相は当たり前に、指示に対する復唱なども必須です。
その中でも特に必要なのが、自分の考えや思いを言葉にするスキルです。
日々患者の状態をアセスメントし、カンファレンスを行い考えや思いを伝達しなければ
より良い看護の提供ができません。
考えや思いを言語化し、それを言葉として伝達スキルは必須です。
《言語を聞く力》
看護師の仕事で必要なことは患者からの症状や声、思いを聴くことです。
患者の生の声を聴くことが大事ですが、患者も人間です。
症状や病気のことは業務的に聞くことができるかもしれませんが、
そう簡単に初対面の人に気持ちや不安を話すことは難しいです。
その中でも親身に患者に寄り添い傾聴することが大事です。
《非言語で伝える力》
ここで必要なのは感情豊かな表情つくりと話しかけやすい雰囲気作りです。
話しやすい雰囲気を出すことだけでも、人は話しやすくなります。
また、喜怒哀楽を表現することで他のコミュニケーションスキルが際立ちます。
《非言語を読み取る力》
患者は自分の気持ちや症状を話すかたばかりではありません。
ましてや、話せないかたもいらっしゃいます。
そんな時に症状や心を、表情や身体の状況から読み解く力が大事です。
②メンタルの強さ
看護師になるには精神面の強さが必要です。
上記で記載したように、学生時代には最大の難関の実習をクリアしなければなりません。
実習では、不慣れな環境での学習・実習指導者や担当看護師からの質問への返答・莫大な実習記録や
事前学習など、様々な課題が課せられます。
また、看護師になってからも先輩や上司とのやり取りの中で冷たい人や酷いときはプレッシャーを与えるような言い方の人もいます。
これらは医療従事者間での精神的ストレスになりますが、患者との間にもストレスが生じます。
一番重いのは、患者の「死」です。最初に関わった際は特に重くのしかかってくると思います。
他には、クレームやノンコンプライアンスの人・セクシャルハラスメントなどが意外と身近にあります。
メンタルが強くないと乗り越えれず、看護職を断念する人もいます。
職場を変えるだけで軽減できる場合もありますが、看護師という職を辞めないと軽減できない場合もあります。
③不規則な勤務に耐えられる身体
看護師にはいくつか勤務形態があります。
- 日勤のみ(時間帯は様々)
- 2交代(日勤、夜勤)
- 3交代(日勤、準夜、深夜)
2交代、3交代は職場によって違いますがこれがシフト制によりランダムになります。
日勤と夜勤or日勤と準夜と深夜をランダムに繰り返さなくてはいけません。
月ごとや週ごとに変更されるならある程度リズムを作ることが可能かもしれませんが、
月のうちにランダムで勤務が変わるとリズムの作りようがありません。
また、月によっては夜勤の回数も増減したりすることもあるので、尚更難しいです。
ある程度のルーティンは作れるかもしれませんが、私はいまだにリズムを作れていません(笑)
体調を崩しやすくもなるので、体調管理は特に必要となってきます。
④応用と臨機応変
ほかの職種でもそうですが、学習したことを活かす際には応用が必須になってきます。
疾患や病態に関して観察することや考えなければいけないことは当たり前に必要です。
しかし、アセスメント(考察)するのは案外簡単なことではありません。また、アセスメント
するだけではなく考えたことを実践していかないといけません。
特に他の仕事では急な対応といってもある程度時間をかけることができますが、
医療の現場では分単位で患者の状態が変わり、最悪「死」に至ります。
その中で様々なリスクや状態を考え、伝達し実践していくスキルが必要になってきます。
このスキルに関しては経験により培われることが多いですが、このスキルを習得するためには
基礎的なことが必要となってきます。
それが、疾患や病態・看護技術などの学習です。
多くのことを情報として持っておくことで、アセスメントに必要な道具を身に着けることができます。
道具は使い方によってさまざまな結果を生むことができます。
バイタルサイン(生命の兆候)の数値だけでもたくさんのアセスメントができ、それに他の観察項目も
加えることで患者の状態や疾患に焦点が合ってきます。
状態の急変対応も大事ですが、急変する前に見つけ出すこともとても大事です。
これらに必要なものが応用と臨機応変な対応なのです。
⑤チームワーク
最後に必要だと考えるのが、チームワークです。
仕事をするうえで1人でできることはそんなに多くありません。
患者を看(み)て、考え、伝達し、実践する。
どれか1つの項目を1人でおこなうことはできるかもしれませんが、すべてを1人でおこなうことは
できません。
薬剤や使用物品、医師からの指示などWチェック(2人で行う確認方法)を必要とすることもあるため、
他のスタッフとの連携が必要になってきます。
上記で記載した通り、コミュニケーションスキルを使いスタッフ間で情報を共有し、
チームで看護をおこなう必要があるのです。
また、身体的にも精神的にもストレスがかかる職場なので仲間とストレス発散する際にもチームが良ければ仕事・プライベートにも余裕が出ると思います。
そのためにもチームをより良くできるような考え方を持っておくのは大事です。
3.まとめ
今回は看護師になる方法と私が看護師をしてきて思う必要なことを話しました。
実際もっとたくさん必要なスキルはありますが、特に必要だと感じたことをピックアップしました。
私は看護師としてはまだまだ未熟ですが、この数年で多くのことを経験してきました。
高校・看護学校でなんとなく看護師を目指している人は多いです。
その中で、本当に看護師になって働きたいのか?と疑問に思う時がくると思います。
看護師スタッフも多くの人が日々、「辞めたい」と思っています。
私は看護師になったことは後悔していませんが、今後看護師として働いていこうとは思いません。
この記事を読んで、悩みや迷いに少しでも貢献できたらなと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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