では、看護師が他の職種に転職する上でのメリット・デメリットについて話していきます。
<デメリット>
デメリットは前に話したことと同じだと思います。
・他の職種で活かせるようなメインのスキルが足りない。
専門職ならではのスキルの練度は高いが、他の職種で必要なスキルが備わっていないことの方が遥かに多い。
・報連相はできるものの、提案やプレゼンテーション能力に欠ける。
報連相は最低限できていると思います。「薬剤の処方が出ていない」「医師の指示が遅れている」などを判断し事前に相談することは可能かと思いますが、観察・アセスメントをおこない、事前に医師にこういう治療はどうでしょうか?と提案することはほとんどないはずです。
理由はさまざまですが、提案することが私が見てきた医療の現場では少なかったと思います。
・長年病院でしか働いたことのない人が多く、病院の常識が根付いている。
私が経験したのは「ご飯とお菓子は別」「役職に敬称をつける(〜師長さん)」「インシデントは公開処刑」…などたくさんの医療現場での常識があると思います。
こういう常識が他の会社では違い、面接の時などに露呈してしまい、マイナスイメージに繋がるかもしれません。
<メリット>
・コミュニケーション能力が高い。
スタッフも患者も家族も人間であり、勤務中は密に接している時間が多いです。そのため、会話の能力や気遣いなどコミュニケーションスキルを大いに発揮できていると思います。
また、コミュニケーション能力が高くないと思ってる人が多いみたいですが、仕事中はなぜか患者とのコミュニケーション能力が上がっているのを度々見かけます(笑)
・命に関わることや緊急事態に冷静さを見失わない。
医療現場では命に関わることが少なくありません。そのため緊急事態や急変対応などで冷静さを失うと患者を危険に晒してしまう可能性があります。
経験していくことで急な対応を求められた時でも冷静に対応する人が多いと思います。
冷静さを見失わないということはパニックで考えられないことを防げるので、味方にいると心強いと思いますよ?
・汚いこともある程度免疫がある。
汚い仕事でもやります!って事ではありませんが、清掃や食器洗いなども抵抗ないと思います。
また、飲み会の場での介抱も得意かもしれませんね?
そんなこんなで他の職種からしたら、こんな所がメリット・デメリットになるのかな?と思って話してみました!
意外とデメリットの方が大きくて他の職種に転職なんて…(泣)
そう思ってしまいます。はい。
次の話では応援ナースの現状、看護師で転職する際に喜ばれるスキルなどを話していけたらと思います!
ティラ